ロックダウン第9日 in London

イギリス生活

20日の金曜日の夕方にロックダウン宣言があってから9日経過しています。残念ながら感染者数の拡大が止まっていません。ロックダウンの効果が出るまで2−3週間程度かかると予測されているので来週にその兆しが見えると良いのですが。

チャールズ皇太子、ボリスジョンソン首相、マッドハンコック保険相も感染して自主隔離に入っています。

会社では元々はオフィス組と在宅勤務組に分けて交代で勤務する予定でしたが、16日の月曜日に首相からより制限を厳しくする声明が出た事を受けて、可能な社員全員の在宅勤務が通達され、それ以降在宅勤務をしています。20日の金曜日までは公共交通機関の利用は避けるように言われていましたが、外出禁止までは出ていなかったのでレストラン等もあいていて、友人とレストランで外食することもできていました。ですが、大勢でパブに繰り出したり海や公園に行く人で混雑し、感染者数が拡大したことから23日にロックダウン宣言がされました。外出禁止とはいっても以下の理由による外出は許可されています。

①生活に必要な食品、日用品の買い物

②1日1回のランニング、サイクリング、ウォーキング等の運動

③助けが必要な人のヘルプなど(高齢者、病気の人のサポートなど)

④必要な出勤(医療関係者、食料品店のスタッフ等)

また、同居人以外の人との接触は禁止、外出時の人との距離は2m以上あけること、とガイドラインができています。

イタリア、スペインでは、散歩などの外出も禁止されている場所もあるようなので、1日1回でも外にでて外の空気に触れられるのは有り難いです。

私は一人で住んでいるのでロックダウン以降、友達とも直接会っていませんが、オンラインで飲み会をして結構楽しんでいます。少し咳もでているので「症状は軽いけれども感染しているかもしれない」と思って行動しています。

政府からのメッセージはシンプルで

STAY HOME (家にいよう)

PROTECT NHS(医療サービスを守ろう)

SAVE LIVES(命を救おう)

人となるべく接触しないことで感染者数の拡大を防ごう、NHS(イギリスの医療サービス)の負担をできる限り減らして医療崩壊を避けよう、自分に症状がなくても他人に感染して命を落とす人が出ることを防ごう、そのために家にいよう、ということです。

ボリスジョンソン首相はブレグジットに至った経緯から支持はしていないのですが、簡潔でわかりやすく、国民に届きやすいメッセージを発信していると思っています。あと、イギリスがうまいなと思うところはスローガンとデザインが簡潔で伝わりやすいというところです。今回もすぐにSTAY HOME, PROTECT NHS, SAVE LIVESのロゴを作って毎日の会見場で見る人の目にも訴えかけています。

このAIの時代に感染症でこのような事態が起こることは予想していませんでした。何年か前にOutbreakという映画がありましたが、映画の世界だと思っていました。でも実際に現実に起こってしまいました。将来このことは教科書に載ることでしょう。私たちは今、歴史に残る事態を経験しています。確信を持って信じていることは、人類はこれまでそうだったようにこの戦いに勝てるということ。

数ヶ月後に訪れるであろうコロナ後の世界は今とは世界観、価値観が変わっていると思います。その世界をみてみたいと思います。そのためにできることをして自分を守り、人に移さないようにして日々を生きていきたいと思います。

コメント

  1. けんぞー より:

    イギリスも大変そうですね…

    確かにコロナ後の世界はどうなるのでしょうか??
    僕も見てみたいですね。

    • maisha より:

      けんぞーさん、有り難うございます。今回の対応で働き方や色々な価値観が変わっていくような気がします。日本もじわじわときているようですが、早く収束することを祈っています。

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